~自主トレ~ 脚の位置を感じる練習(脳卒中、脳梗塞、脳出血の方に向けて)
こんにちは
リハビリセンター岡崎駅前の飯塚です。
当センターは、令和3年2月からリハビリ特化型デイサービス(介護保険)がスタートしております。デイサービスは午前中のみとなっていますが、利用時間3時間のなかで十分にリハビリ、運動が行える施設となっており、日に日に利用者様が増えてきております。
午後は、脳卒中専門の個別リハビリ(自費)サービスを提供しております。
こちらは、マンツーマンのリハビリが1回2~1時間となっており、利用者様にあった自主トレーニング指導も行っております。
今回は、久々のブログ投稿となりましたが、 1つ自主トレ を紹介していきたいと思います。
自主トレの大切さ については、以前のブログに書きましたので、そちらをお読み頂けたらと思います。
↓ ↓ ↓
今回は、 脚の位置を感じる練習 を紹介したいと思います。
その前に脳卒中の方で、よくみられる症状である 感覚障害 について簡単に説明をします。
感覚障害がある方は、“手で触れた感覚、脚が動いた感覚”などが分かりにくくなるといったことがあります。
今回の練習(自主トレ)は、 身体(からだ)の位置を感じる感覚 に着目したものになります。
みなさん、目を閉じた時に、身体の各々の位置が分かるでしょうか?
頭の位置、おへその位置、手の位置、足の位置が明確に分かるでしょうか?
脳卒中の方では、目を閉じると麻痺側の身体の位置が分からなくなるといった事がみられます。
そういった方が、身体の位置情報が頭のなかで不十分のまま、立つことをするとどうなるでしょうか?
→麻痺側の足の位置が毎回バラバラとなり立ち上がり動作が不安定になったり、良いほうの脚に頼ってばかりの立ち上がりになったりする可能性があります。
身体の位置を感じるのが苦手な方は、視覚情報(目から入る情報)に頼っての動作になるので、バランスも不安定になる可能性があります。
脚の位置を感じる練習は、 麻痺したほうの脚の位置を感じる感覚 に対するトレーニングになります。
今回は、座って行える簡単なトレーニングを紹介していきます。
ここからは、やり方の説明になります。
①まず椅子に座ってください。準備として、この練習は 裸足か靴下を履いた状態 で行います。
②スタート位置は、横から見て脚が直角に曲がった位置にしてください。
③そのあと、麻痺したほうの脚を曲げたり、伸ばしたりして適当な位置に止めましょう。
※このとき、ご自身で脚を十分に動かすことが難しい方は、家族の方に動かしてもらいましょう。
④その後、目を閉じて麻痺したほうの脚の位置を見ないで、頭のなかで位置を感じましょう。
※ここが、今回1番大切なところです!
感覚が鈍い方もいると思いますが、まずは感じられるところを探してください。
膝の曲がり具合であったり、足の裏の感触をヒントとしながら脚の位置を感じてみましょう。
⑤ある程度、脚の位置が予測がついたら、今度は良いほうの脚を麻痺したほうの脚と同じ位置になるよう動かしてください。
⑥動かし終わったら、目を開けて 答え合わせ をしましょう。
⑦ズレの程度を確認して、最後に目を開けて、足を見ながら位置を修正しましょう。
※今回の写真は全て、右脚が良いほうの脚、左脚が麻痺したほうの脚を想定しております。
いかがでしょうか?うまく行えたでしょうか?ズレが大きかった方、心配ありません。
繰り返し行うことで、ズレは少なくなっていくと思います。是非続けて行ってみてください。
文章、写真では分かりづらかった方に関しては、同じ内容をYouTubeでも配信しております。
そちらで確認して頂けたらと思います。
↓ ↓ ↓
今回多くある自主トレのなかで1つを、みなさんに紹介しましたが、
実際のマンツーマンリハビリでは、多種多様なメニューと、さらに細かく利用者様1人1人に合わせた自主トレーニングを指導しております。
マンツーマンのリハビリを受けたい方、脳卒中の後遺症(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)、病院退院後のリハビリでお悩みの方は、お気軽にご連絡ください。
是非私たちを頼っていただいて、一緒に動きの改善・上達を目指しましょう。
リハビリセンター岡崎駅前 (リハビリ型デイサービス/脳卒中個別リハビリ)
〒444-0813
愛知県岡崎市羽根町字池下59-1
JR・愛知環状鉄道線「岡崎駅」東口より徒歩6分
電話:0564-79-9800