麻痺した足の引きずり歩きが変わりました
ご利用者様からの感想をいただいております。
60代 男性
【既往歴と現状】
脳出血と脳梗塞の既往歴あり
【目標】
①歩く時の、麻痺した足の引きずりを減らしたい
②麻痺した側の肩が落ちていることが気になる
③左手で物をつかめる力をつけたい
【プラン】メンテナンスプラン 週1回/2か月
【現在】体験リハビリ3回+リハビリ8回(1時間30分コース)
◆◇初回のお言葉◇◆
ご本人様:こんな歩き方だと外に行きたくない。しかし自主トレは、行わない性格だと思う。
奥様:なかなか自分で動く気持ちになったり、自主トレするようなことは難しい。特に麻痺側の手や足を使う機会は、現在ほとんど失われている。現状のリハビリでは、少しずつ動きが低下してきているのを変えていきたい。
◆◇現在リハビリ後のお言葉◇◆
ご本人様:こんなに歩きについて考えたことはなかった。これからは自分でも動いていきたいと思う。自主トレもやっていく。
奥様:歩き方、座り方、立ち方のクセ、筋肉やその特色に目を向けてよりよい動きに向けて、ご本人が努力していく時間を持てた。動きの改善に向けて、納得するまで話をしながら、時間をかけてマンツーマン以上(2人のセラピスト)でリハビリを受けることができたことが良かった。自主トレも主人の症状に合わせて、アドバイスをしてくれて良かった。生活の動きをワンランクアップを目指したい方に特にお勧めしたい。
◆◇リハビリスタッフからのコメント◇◆
初回の評価では、麻痺側の身体に注目することや、身体を注目して見つけるまでに時間がかかってしまうご様子でした。歩行の方は、麻痺した側の足を常に滑らせるように引きずって歩かれていました。体幹や麻痺側のつま先も常に麻痺側(外側)を向いた歩き方でご来院されたのが印象的でした。最初の頃は、ご本人様の意欲も少なくリハビリや自主トレに対しては消極的なご様子でした。
リハビリを進めていくにあたって、歩く際の動きのコツを指導させていただき、右下肢の立脚する際に十分体重が移動できていなかったためハンドリング(誘導)や注意するポイントを変えていただき歩行を修正・改善していきました。また左上下肢に対しても閉眼にて身体への注意を促すリハビリや鏡を使用することでご自身動きのイメージと実際の動きのイメージの違いを確かめていくリハビリなども進めさせていただきました。ご自宅では、なかなか自主トレが行えないということでしたので、ご自宅の中で靴を履いていただくことで、日常生活動作の中でも引きずらないように麻痺足を出すことを意識していただきました。また、ご家族様やケアマネージャー、他事業所のリハビリ関係者の方々とケアプラン会議にて情報を共有することで、ご本人様の活動がより改善に向かうよう進めさせていただきました。その結果、麻痺側の足の振り出しが改善方向に向かっていったのだと考えられます。
リハビリセンター岡崎駅前
〒444-0813
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