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歩行、歩きについて ~楽に歩く方法~【基本的な考え方】

スタッフブログ

こんにちは。

リハビリセンター岡崎駅前(愛知県岡崎市)の飯塚です。

 

 

今回は、生活動作の基本でもある歩行、歩きについての話になります。

リハビリで行う練習の中でも、歩行練習は多く行うものかと思います。

 

 

とくに脳卒中の方に向けて、楽に歩く方法について紹介していきたいと思いますが、

今回は、基本的な考え方を書いていきたいと思います。

 

 

まず利用者様の声として、よく耳にするのが、“歩けるけど、長い距離歩くと、疲れてしまう。”や、“歩く際に手や足に余計な力がぐーっと入ってしまう。”などの声をよく聞きます。

 

 

それで多くの方が、

歩き方を直したいと思っているように感じられますが、

 

そのような方に、

歩き方について聞くと、

麻痺したほうの脚には力がないから。といった 力(パワー) についての考え方を

持った方が多いように感じられます。

 

 

例としては、 麻痺したのほうの脚は足先が地面に引っ掛かりやすい。 方がいるとします。

 

そういった方は、麻痺したほうの脚は力が弱く、足先が地面に引っ掛かるからと、

 

“足を出すときは力を入れて足を前に出そう!”といった考えになっている方が多いように感じます。

 

“力を入れよう、力を入れよう”と意識することで、力を込めすぎて、足を前に出すのに、足以外の腕にも余計な力が入ってしまう方もみられます。

 

 

 

たしかに歩くのにも、筋力はある程度必要かと思います。

 

ただわたしたちが、歯を食いしばって、思いっきり脚に力を歩いているかというと、そういうわけではありません。

 

病気になられる前に、そういった形では歩いていなかったと思います。

 

でも、麻痺があると、良いほうの手や足と比べると力が入りにくいといった状態があるので、そういった考え方になるのも仕方のないことのように感じます。

 

 

ただ今まで多くの方に

歩き方の指導させていただいて、その後、楽に歩ける方というのを多く経験してきております。

 

歩き方のコツを掴んでしまえば、多くの力を費やさなくても、楽に歩けるようになると考えます。

 

 

 

コツを掴むためには、意識して練習する必要があります。

 

しかしながら、そもそも病気になられる前に、歩くのに意識して、歩いてる人の方が少ないように思います。

 

今までは無意識で歩けていたものを、意識しないといけない作業になるので最初は戸惑いもあるかもしれません。

 

当然意識して歩くので、最初は歩行スピードもゆっくりになるかと思います。

 

 

よく例に出しますピアノを考えてもらうと良いです。

ピアノをやったことがない方は、いきなり速く弾くことはできません。

最初は指の動き、鍵盤の位置を意識しながら行う事で、

それが徐々に意識せずとも行えるようになります。

 

歩行、歩きも一緒です。

 

最初は意識して歩いてもらいますが、徐々に意識せずとも歩けるようになるかと思います。

 

また意識する上で、意識する内容が重要になります。

ポイントが、いくつかあるので紹介していきます。

 


 

歩行、歩きに関しては、

脚を前に出すこと と 脚で身体(からだ)を支えること の2つに分けることができます。

この どちらにまず問題があるか? をご本人様が把握することが重要ですが、

今回は、まずは 脚で身体(からだ)を支える ほうに注目して話を進めていきます。

 

 

~重要なポイント①~

 

重要な事として、歩きというのは、 片脚立ちの連続 と思ってもらえると良いと思います。

 

麻痺した方の脚、良いほうの脚とも、しっかり片脚立ちで支えることができれば、

歩きがスムースになるのではないかと考えます。

 

 


~重要なポイント②~

 

もう1つ重要な事として、歩くときというのは、足のどこから床に着きますか?

 

 

(かかと)から着きますよね。

 

また、足が床から離れるときは、足のどこが最後に離れますか?

 

 

つま先ですよね。

 

なので順番としては、かかと(足裏の後ろ側)で身体を支えてから、そのあと、つま先(足裏の前側)のほうで身体を支える形になります。

 

ということは、足裏の後ろ側で身体を支えることと、足裏の前側で身体を支えることが

上手くできれば、歩きがスムースになるという考えも重要です。

 

 

 

次回のブログから具体的な練習方法を1つ1つ、ポイントをお伝えしながら、紹介していきたいと思います。

 

 

 

 

 

リハビリセンター岡崎駅前では、

 

脳梗塞を発症したのが左側の脳なのか、それとも右側の脳なのか、

 

高次機能障害がでているのか、整形的な疾患が動きを妨げているのではないか、

 

などの様々な要因を考えてリハビリプログラムを組み立て

 

時には、手で動作を誘導しながら運動の学習をしていただいたり

 

時には、利用者ごとに合わせた、わかりやすい言葉を駆使してアプローチしたり、

 

以前ご紹介したようなタブレットなどの道具を使用したり、

 

ホームエクササイズの指導をして継続した効果を狙っていくなど

 

 

利用者様の 動きの上達を徹底サポート させていただいております。

 

 

私たちは、動きと脳のリハビリ専門家として

 

十人十色のリハビリを常にご提供しております。

 

そして、利用者様がリハビリセンター岡崎駅前という「動きの教室」で

 

体験して感じた言葉の1つ1つを大切にしていきたいと考えております。

 

今後ともよろしくお願い致します。


 

リハビリセンター岡崎駅前

(保険外:脳神経系専門リハビリ施設)

〒444-0813

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