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脳卒中の歩行について【脚を前に出す練習】

スタッフブログ

こんにちは。

リハビリセンター岡崎駅前の飯塚です。

 

 

 

今回も、歩行歩きについての話になります。

とくに脳卒中の方に向けて、”楽に歩けるように”をテーマに継続してブログを書いております。

 

 

前回までのブログで 脚で身体(からだ)を支える練習 を紹介しました。

 

 

 

 

最初に歩行、歩きに関しては、

脚を前に出すこと と 脚で身体(からだ)を支えること の2つに分けることができます、と書きました。

 

 

今回は 脚を前に出す練習 を紹介したいと思います。

 


 

※今回の写真は全て、右脚が麻痺したほうで、左脚が良いほうの脚 を想定しております!

 

①開始姿勢

・立った状態で、手すりなど 支持物を持って行います。

・両足の幅は、肩幅

②良いほうの脚を1歩前に出します。

③良いほうの脚にできるだけ体重をかけるように、骨盤を前に動かすイメージで体重移動します。

④体重移動が上手く行えているときは、後ろにある麻痺したほうの脚には、ほとんど体重はかかっておらず、つま先が床に触れている程度になります。

 ここまでは、脚で身体を支える練習で行っている事です。

 このブログ記事を見てください! ⇒ https://www.rehacen-okz.net/2020/08/29/757/

 

⑤ ④の状態まで、しっかりと行えたら、麻痺したほうの脚を前に出します。


ここからは、麻痺したほうの脚を前に出す時のさまざまなポイント(注意、意識する場所)について

書いていきます。

 

今回は、ポイントを4つ紹介します。

 

 

 

ポイント① → 脚の付け根(股関節)と、ひざを曲げる意識を持ちましょう!

 

・股関節と、ひざ両方意識するやり方と、股関節か、ひざのどちらか一方を意識するやり方があります。


ポイント② → 骨盤は大きく動かさないイメージを持ちましょう!

 

・運動の軸は、ポイント①で述べたように、股関節と、ひざになるので骨盤が大きく動くと、運動の軸が動いてしまうため、注意が必要です。


ポイント③ → ひざ(ひざのお皿) または 足の先(つま先)をまっすぐ前に向けるように意識しましょう!

 

・脳卒中の方で良く見られる“ぶん回し歩行”は、脚の付け根(股関節)が外側にねじれ、ひざのお皿も外を向き、加えて、つま先も外側を向きます。

 

・なので、股関節をねじらないように、ひざのお皿 または つま先をまっすぐ前に向けるよう意識しましょう。


ポイント④ → ボールを蹴るイメージで行ってみましょう!

 

身体の内部(関節の動きなど)に注意を向けるのではなく、身体外部(今回の場合、ボール)に注意を向けて行うやり方です。


 

今回紹介したなかで、意識の変化で動きやすさが変わるものがあったでしょうか?

 

 

人によって、意識する場所を変えることで、動きやすさが変わることがよくあります。

 

 

色々と試してみましょう!

 

 

脚を前に出す練習を行う際は、転倒には十分注意していただき、また手すりなどを使用して必ず安全面に配慮して行ってください。上記練習を行った際の、事故、転倒、症状の変化や当センター以外での施設で生じた事柄に関しては、責任を負いかねますので、予めご了承ください。また効果に関しては、個人差があります。


ここまで、歩行、歩きについて

とくに脳卒中の方に向けて、”楽に歩けるように”をテーマに継続してブログを書いてきましたが、今回で一旦締めくくりとなります。

 

紹介させていただいた内容は、私が今まで勉強してきた知識や、実際リハビリを行うなかで、特に重要な部分を紹介いたしました。

 

また、今後、勉強していくなかで新しい視点があれば、その都度紹介していきたいと思います。

 

 

 

現在、リハビリセンター岡崎駅前では、期間限定で『体験リハビリが3回まで無料』となっております。

 

その際、楽に歩く方法についてご興味のある方には、実際に歩き方の指導をさせていただきます。

 

是非お気軽にお越しください。

 

 

 

 

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