脳梗塞 床への座りこみ動作(支えなし編)
こんにちは。
リハビリセンター岡崎駅前の近藤です。
今回は、脳梗塞の方に向けた床への座りこみ動作(支持物なし)
についてブログでご紹介させていただきます。
※自主訓練を行う際の注意点※
「支持物なしでの床への座り込み動作」は、
支持物がある状態で行えた方に向けての日常生活動作ということで記載しております。
まず最初は、支持物がある状態での座り込み動作で動きを確認していただくことを推奨しております。
脳梗塞 床への座り込み動作 (支持物あり編)はこちら
→https://www.rehacen-okz.net/2020/11/15/1130/
①両足で立っている状態で肩幅ぐらいに両脚を開いた姿勢からスタートです。
(脳梗塞の後遺症による運動麻痺が左半身に出現していると仮定して動作を行っています)
②良い側の脚(非麻痺側)を後方に引いていきます。
③良い側の手を床に着いていきたいので、前かがみになっていきます。
④良い側の手のひらをベッドにしっかり着くことができたら、良い側の膝を徐々に曲げていきます。
勢いよく膝を床に着かないように注意してください。
⑤曲げた側の膝で片膝立ちの姿勢を作ってください。
麻痺手以外の3点で床面を支持することが大事です。
⑥良い側の手のほうに、体幹を少し回転させながらお尻を着いていきます。
お尻を着いていく際も、両脚と良い側の手の3点支持を忘れず、
ゆっくりとお尻を床に着くように進めてください。
⑦その後、両膝を伸ばした姿勢(長座位)やあぐらをかいた姿勢をとることができたら
支持物なしでの床への座り込み動作は完成となります。
今回、脳梗塞の方に向けた床への座りこみ動作(支えなし)
の一例の手順をご紹介いたしました。
ただし、床からの座り込み動作を行う姿勢や手順は
脳梗塞後遺症による麻痺側の運動機能や感覚機能の状態、身体の関節可動域の状態によって個人差があります。
リハビリセンター岡崎駅前では、個別での日常生活動作の指導や提案も得意としております。
また、ご自宅のほうにお伺いさせていただき生活動作のサポート、リハビリも実施しております。
ご不明点や疑問点などある場合は、まずは、お気軽にご相談下さい。
是非、私たちを頼っていただき動きの改善・上達を目指しましょう。
【注意事項】
・初めて床への座り込み動作を行う場合は、安定している支持物がある環境や介助者がいる環境で行うようにしてください。
・人工骨頭置換術の手術をされている方は、脱臼姿位を理解した上で行ってください。
リハビリセンター岡崎駅前
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