【脳梗塞、脳出血】肩の動きについて解説②
こんにちは。
リハビリセンター岡崎駅前の飯塚です。
今回も前回同様 “肩の動きについて” 専門用語を交えながら紹介したいと思います。
前回は、肩の動き4つ 屈曲、伸展、外転、内転 を紹介しました。
言葉を言い換えると、
肩を 前に開く、後ろに開く、肩を外に開く、肩を中に閉じる(内に閉じる) 動きを紹介しました。
前回ブログは、こちらで確認をお願いします!
↓↓↓
https://www.rehacen-okz.net/2020/11/29/1181/
今回は、残り2つの肩の動きである
肩の 外旋と内旋 を紹介したいと思います。
まず、前回のブログでもお伝えしましたが、
肩は関節であり、脇の少し上の位置にあります。
ここを軸として、動いております。
また肩の下には、上腕骨という骨があって、
肩を動かす事によって、この上腕骨が動くというイメージも持ってもらうと良いと思います。
スタート位置は、座った状態 気をつけの姿勢から少し(体から)手を離した位置とします。
この位置から動かした動きで、解説していきます。
① 肩の外旋(がいせん)
専門用語では、 肩の外旋 と言います。
わたしたちは、外旋ではなくて、 肩を外側にねじる と表現しております。
スタート位置から肩を外側にねじると、手のひらが前を向く形になります。
解説していきます(棒を使っての説明)。
肩の下には上腕骨という骨があると、お伝えしました。
木の棒は、上腕骨を表しております。
肩を外側にねじる事によって、上腕骨に外側にねじる動きが加わります。
上腕骨が外側にねじる事によって、その下にある腕が回転し、手のひらが前を向く形になります。
ここで注意点としては、
肘にもねじる動きがあるので、肘を外側にねじる動きによっても、手のひらは前を向く形になります。
行える方は、肩と肘の動きを分けて動かして確認してみて下さい。
今度は、ポジションを変えて肘を直角に曲げた状態で肩を外側にねじる動きを行ってみます。
では、皆さん、ここから肩を外側にねじるとどんな動きになるか想像がつくでしょうか?
一度、想像してみて下さい。
すぐに動かしてみたくなる気持ちも分かりますが、運動を予測するという事も非常に大切な要素になってくるので、一度考えてみて下さい。
答え合わせ
肩を外側にねじるので 上腕骨に外側にねじる動きが加わり、手が外側に運ばれる形になります。
皆さん、想像と合っていたでしょうか?
④ 肩の内旋(ないせん)
肩の外旋と逆の動きになります。
専門用語では、 肩の内旋(ないせん) と言います。
わたしたちは、内旋ではなくて、 肩を内側にねじる と表現しております。
スタート位置から肩を内側にねじると、手のひらが後ろを向く形になります。
解説していきます。
肩を内側にねじる事によって、上腕骨に内側にねじる動きが加わります。
上腕骨が内側にねじる事によって、その下にある腕が回転し、手のひらが後ろを向く形になります。
肘の内側にねじる動きも確認してみて下さい!
今度は、ポジションを変えて肘を直角に曲げた状態で行います。
肩を内側にねじるので 上腕骨に内側にねじる動きが加わり、手が内側に運ばれる形になります。
以上になります。
皆さん、肩の動きが理解できたでしょうか?
麻痺したほうの腕で行うのが難しい方は、まずは良いほうの腕から行ってみて下さい。
今回は専門用語を交えながらの説明だったので、難しい点も多かったと思います。
文章では分かりづらかった方に関しては、
YouTube動画でも同じ内容を配信しております。
そちらで確認していただけたらと思います。
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今回までで、肩の動きを6つ紹介いたしました。
次回は、肩の動きが頭の中で理解できた方に向けた、サイコロを使った自主トレを紹介したいと思います。
マンツーマンのリハビリを受けたい方、脳卒中の後遺症(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)、病院退院後のリハビリでお悩みの方は、お気軽にご連絡ください。
是非私たちを頼っていただいて、一緒に動きの改善・上達を目指しましょう。
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